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日本語教育機関向けオンライン学習プラットフォーム「Saola」は、Latsu(ルーツ)メンバーを含むエンジェル投資家からのプレシードラウンドの調達を完了しました。

日本語教育機関向けオンライン学習プラットフォームの開発・提供を行う株式会社Saola(本社:東京都渋谷区神南1-20−2 第一清水ビル 3F、代表取締役:上尾 透眞。以下「Saola」)は、2020年7月、Latsu(ルーツ)メンバーを含むエンジェル投資家を引受先として第三者割当増資を実施しました。

Saola について

  • 会社名:株式会社Saola
  • 住所:東京都渋谷区神南1-20−2 第一清水ビル 3F
  • 代表者:代表取締役CEO 上尾 透眞
  • Web: https://saola.co.jp/
  • 事業内容:教育プラットフォームの開発・運営
事業内容

Saolaは日本語の授業のDXが困難な課題を、All in One且つ日本語教育特化のLMS(Learning Management System)によって解決し、受け入れ生徒数の増加(収益上昇) / 既存のサービス複数併用のコストカット(約55%) / 教師の採点・生徒管理の時間数削減(56%)します。

サービスの強みは3つあり、1つ目は授業計画から生徒の進捗確認まで一気通貫で管理できる「All in One」だという事です。日本語教育の分野に限らず教育を行うには、コースデザイン→事前準備→授業→採点・フィードバック→面談等が連携していますが、既存サービスはスポットでのソリューションの提供が多いため、コストが高くなってしまう課題があります。Saolaは全ての教育フローを連携して提供しています。

2つ目は生徒個人のモチベーション管理が行える点です。Saolaでは毎日・毎月生徒の「学習」「人間」「生活」満足度のサーベイを取得し、教師に対して生徒の状況を可視化し、授業や面談のレコメンドを行う機能があります。このデータは日本で生活する上で、与信やキャリア形成のためのポートフォリオに転用可能になります。

3つ目は直感的な操作方法であることです。多種多様な人々にサービス簡単に操作してもらうため、極力アイコンを用いた表現やクリック数を最小に減らすなどの取り組みを行い、日本発のサービスとして「おもてなし」の精神をUIに組み込んでいます。今後は教師・生徒双方に対して楽をして集中できるサービスを提供するため、ゲーミフィケーションを取り入れていきます。

将来的には日本語教育ないしは教育全体のフィールドの再構築から始め、学習過程や行動特性の可視化によって価値を提案し、その後周辺プレイヤーとの共創を目指します。その結果、在留外国人が日本でより善い体験ができるサポートをしていきたいと考えています。

参考:
*WEBサービスページ:https://saola.co.jp/service.html
*α版リリース(PR TIMES):日本語教育機関向けオンライン学習プラットフォーム「Saola」α版を提供開始
*調達リリース(PR TIMES):日本語教育機関向けオンライン学習プラットフォーム「Saola」、プレシードラウンドの資金調達完了

Luatsuの支援内容

LuatsuメンバーはArchesに対し、以下の投資を行いました。また、今後Saolaのプラットフォーム及びLuatsuの外国人支援の枠組みが連携し、より幅広い外国人支援を行っていきたいと考えています。

  • 投資金額:非公開
  • 投資メンバー:中村 勇介 氏、株式会社Luatsu(工藤 拓人 氏)、高橋 朋康 氏、門田 健治 氏など5名
  • 投資フェーズ:プレシードラウンド

投資を受けた理由

代表取締役CEO 上尾氏のコメント:
Saolaでは投資頂いた方を「共創家」と呼んでいます。

理由は日本に居ながらあまり目を向けない在留外国人の課題について、共創家の方々と日本での経験がより豊かになる世界を共に創りたいという想いがあるからです。Luatsu 工藤さんはご相談させていただいた際に、世界観に強く共鳴し、Saolaの想いに懸けてみたいと仰っていただきました。また、在留外国人等の法務分野ではスペシャリストであり、幅広い知見とネットワークを持ち合わせていることを知り、僭越ながら共に事業を大きくしたいと熱望し、投資を受けました。

工藤さんとは世間一般で言われる投資家とは異なる関わり方をさせて頂き、多くの観点からシナジーを生み出し、Saolaとして個人として成長していけると考えております。

Luatsuメンバーが支援を決めた理由

Luatsu工藤のコメント:
アジアから多くの留学生を受け入れている日本で、留学生が教育面・生活面で十分な環境におかれていないケースをよく耳にします。

また、日本では外国人の従業員や技能実習生が日本の労働力の重要な部分を担っています。
例えばベトナム人の実習生は中国人を上回っており、技能実習生だけで21万8000人が日本に居住しています(中国人は8万2000人です)。技能実習制度は、技能・技術・知識の開発途上国等への移転を図り、開発途上国等の経済発展を担う「人づくり」に協力することをあくまでも目的としていますが、そのような実態が十分に果たされていないという現実もあります。

私が普段サポートしているアジアへ日本人・企業の進出だけでなく、日本に来てくれる外国人の環境の充実があってこそ、はじめて双方向の国際交流が発展するでしょう。このような日本にいらっしゃる外国人の支援についてはLuatsuとしても積極的に支援活動していく予定です。
上尾さんをはじめSaolaの強い思いに共感し、今回は投資もさせていただくことになりました。アジアで活動する弁護士として、専門分野でも強力にバックアップをしていきたいと考えています。

お問い合わせ

Saolaの事業、本件投資に関するお問い合わせは、SaolaまたはLuatsuの問い合わせサイトよりお願い致します。

主要メンバー:
上尾透眞 (Toma Agario) ※中央
代表取締役CEO
1998年4月生まれ。立教大学経営学部在学中。
NPO法人UMINARI にてHead of Business Developmentを務め、国連環境計画の受託事業を担当するなどソーシャルイノベーションに関わる。前職Deloitte Tohmatsu Venture Support (インターン)では主にベンチャー企業と大企業の協業を生み出す支援を行う。

柴井伶太 (Reita Shibai) ※右
取締役COO
1998年4月生まれ。立教大学経営学部在学中。
BLD WEDDINGS HRチーム、 Aon Hewitt JPなどでのインターンを経験した後、OYO TECHNOLOGY&HOSPITALITY JAPANにて各種HR業務に携わる。学部では人材開発/組織開発の研究を行い、同分野での大学院進学予定。

橘充 (Mitsuru Tachibana) ※左
CTO
1997年7月生まれ。早稲田大学基幹理工学部在学中。
教育業界のベンチャーにてオンライン学習塾の立ち上げとセールスマネージャーを担当。3年次を休学し、同企業にて企業の採用支援を行うサービスを立ち上げる。

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