【Arches2021年展望】企業を取り巻く事業環境は急変、個人の生き方は多様化という2020年のトレンドは今後も継続、地域/業界を超えた個人の知識シェアリングの価値を世界に届けたい
- 2021.03.04
- Companies
東南アジア地域を中心にエキスパートマッチング（業界知見を有する有識者が時間単位で知識をシェアするサービス） を展開するArches（アーチーズ）に、2020年の振り返りと2021年の展望を伺いました。物理的な往来が制約される中で、国をまたいだ知識のシェアという分野がどのように成長していくのか、注目されています。
- Arches｜Website：https://arches-global.com/
- Arches × Luatsu : https://luatsu.jp/news/arches_release01/
1. Archesとして事業面で感じた2020年の課題とは？
2020年は多くの事業者にとって試練の年になりました。 米中を中心に次世代技術の開発競争が進み、日本企業もDXの推進が待ったなしの状況 ESGに対する取り組みも益々注目度が上がり、縮小する国内市場から海外への進出も引き続き重要なテーマとなっている中で、コロナという不測の事態が世界を覆いました。
事業環境の劇的な変化に対応するためにより高度で先進的な知識が必要とされる一方で、物理的な人の移動は制限され、DX、ESG対応、Global化と言ったテーマに関わる情報収集や人材確保ができる企業とできない企業の格差も益々拡大していると感じています。
特に日本企業は総じて出遅れているという印象が強く、人材の不足（IT/テクノロジー人材、グローバル人材、経営リーダー人材が不在）に加えて、危機感の欠如 (旧態依然とした手法でも足元は大丈夫という近視眼的な慢心)と閉塞感漂う風潮(将来に悲観的で安定を好み変化を嫌う風潮)といったメンタリティが、企業の変化への対応力を鈍らせる要因になっていると考えております。Archesとしても、この部分で日本企業の支援に更にコミットしていく必要があると考えています。
2. 2021年、Archesとしてどのように対応し、成長していきたいか？
Archesは2019年の立ち上げから一貫して、“海外や最先端領域の専門情報に手軽にアクセスできる情報インフラ”として有識者インタビューやレポートサービスを提供してきており、2020年は100社近い企業様にサービスを提供致しました。
国内のみならず、世界中のコンサルファーム・投資会社を中心にご利用を頂いており、コロナ以降は海外出張が難しくなる中でリモートで一次情報・専門知見を収集する新しい手法として、総合商社や大手メーカーといった事業会社の利用も増えています。
2021年以降もこのマクロトレンドは継続すると見ており、新領域進出においてより高度な知識が必要とされる一方で、虚偽情報の蔓延も並行して進む現代社会において、各地域・業界の有識者による知識シェアは時代の要請であると考えています。
Archesとしては市場ニーズの高い地域・業界（ex. 東南アジアのヘルスケア、インドのフィンテック、中国のEV、台湾の半導体 etc) の有識者ネットワークを戦略的に拡充し、オペレーションの自動化により沢山のお客様に有識者の知識をお届けする体制を構築していきます。
顧客セグメントも、従前のようなコンサルファームのみならず、投資会社や事業会社にまで拡大し、有識者をこちらから推薦/紹介していくような能動提案も積極的に行い、ポストコロナの新しい情報インフラとして地域/業界を超えた個人の知識シェアリングの価値を世界に届けたいと思っています。
また日本人の若者が、ベトナムで11か国の多国籍メンバーを率いて世界中の企業にサービス提供しているという事実が、微力ながらも日本の閉塞感漂う風潮を打破する一助になればと願い、本年も愚直に邁進して参ります。
Arches について
- 会社名：Arches Pte. Ltd.
- ＵＲＬ：https://arches-global.com
- 住 所：150 Beach Road, Level 35, The Gateway West, Singapore
- 設 立：2019年4月
- 代表者： 代表取締役 加藤洋気
- 事 業：エキスパートマッチング（業界知見を有する有識者が時間単位で知識をシェアするサービス） のグローバル展開
